2012年11月14日水曜日

自虐さんのなつゲー☆レビュー カルノフ (データイースト/AC)

皆様ごきげんよう。
ピザです、自虐さんです。


→「ピザ




さて本日のなつゲー☆レビュー。
ご紹介するのは従来のヒーロー像へのアンチテーゼ的作品です。



カルノフ(1987年 データイースト/アーケード)
主人公のロシア人(?)、ジンボロフ・カルノフスキーこと「カルノフ」を操作し、悪の魔法使いを倒す横スクロールのアクションゲームです。




そしてプレーヤーの分身となるこのゲームの主人公、「カルノフ」がコチラ。




「強大な体格」(ピザ)
「輝く肉体美」(半裸)
「貫禄ある顔」(ナマズひげ)
「涼しげな頭髪」(○ゲ)
「脅威の能力」(口から火を吐く)


という、従来のヒーローの定義を根幹から揺るがす特徴の持ち主です。

歩くと遅いうえ、足音がデカい。



正直いまでもネタとしてよく出てくるハメになるゲームですが、ゲームの世界観とあいまってか、まったく違和感を覚えませんでした。

それもそう。コレが出た当時はまだ小学生ぐらい。
その当時と言えば、魔界村の主人公だってパンツ一丁でヤリを投げる変態だし、源平討魔伝の主人公なんて今で言うクラウザーさんだったし。



ちなみにこのゲームもファミコンに移植されています。

「クリアミナ王国」という国が舞台ですが、BGMと背景から中東っぽい雰囲気。



操作は方向キーとジャンプ/アタック/アイテムの3ボタン仕様。

このゲームの鍵となる「梯子」をはじめ、様々なアイテムを駆使してステージを進んでいきます。



このゲームはまさに「梯子に始まり梯子に終わる」。
それだけ梯子は重要なアイテムなんです。




変態仮面になることで、隠れたアイテムを発見する事ができます。
(説明に若干の誤りがございます。)

画像の「K」マークは三振の証です。
いや、三振は本ゲームとはまったく関係なく、たしかこの「K」マークを100個集めると自機がワンアップしたはずです。



アクションも多彩で、木に登ったり水中ステージでは脚ひれをつけて泳いだりします。
さらに、アイテムの「羽」を使った飛行シーンは必見です!(最後の動画でチェックしてください)




一面のボス。

連射しながら進むと勝手に被弾して死ぬため、存在に気づかれない事がある不憫なひと。



このゲームを代表する敵キャラ「24金の神」

登場してからポーズを決めて一歩も動きません。でも、時間内に倒さないと八方に弾をばら撒くメンドくさい敵でした。
(画像はファミコン版)



そしてこのゲーム最大の詰みポイント。

三面のボス、恐竜君です。
後ろにもう一体「キングギドラ」がいます。

コイツらがアイテム「ブーメラン」で一撃で倒せるなんて、知らないと普通は勝てない。
まさに初見殺し。



そんなこんなでステージを進み、最後のボスを見事倒したぼくらのカルノフ。
宝の山でヒャッハーしてます。




一方、ファミコン版のカルノフは、ゲームオーバーになると神様にヤキを入れられます。

        Ω
(´;ω;`)






実は結構ヒットしたこの「カルノフ」。
この後、データイースト社のゲームに度々出演するマスコット的な地位を獲得します。









...見れば見るほど主人公だったとは思えない風貌。


しかも、ある事件をきっかけに超問題児の弟が出来る事になります。

チェルノブ



このゲームを手がけたデータイースト社は伝説の「30分倒産」事件後、しいたけの栽培やマイナスイオン発生装置を手がけるなど迷走の限りを尽くし、2003年にその活動に終止符を打つ事になります。

それでもデータイースト社のゲームは「デコゲー」として、レトロゲームファンに今なお愛されています。
(ネタ的な意味を含めて)



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個人的な感想ですが、やってみると結構単純な「覚えゲー」だったので好きなゲームでした。
ただ、途中で3面のボスの壁に阻まれて以降は別のゲームに夢中になり、あまりやらなくなってしまいました。


しかし「ブーメラン」で恐竜を倒す方法を知ってからカルノフ熱が再発。
そこからさらに攻略を進めていましたが、ある日「カルノフ」の筐体が忽然と姿を消しました。

新しく入っていたゲームは話題の新作、台はいつもフル稼働。
それでもカルノフの続きが気になる自虐少年は自転車であちこちゲームセンターを回りましたが、結局最後までカルノフと再会する事はありませんでした。



今ではネットの動画でカンタンに攻略法を調べる事が出来ますが、当時のアーケードゲームの情報源はほぼ0。
たまにふらりとやってくる「やたらと上手なお兄さん」が魅せる超絶テクに、ピザまん食べる手も止めて食い入るように見ていました。
そこから新たな発見があり、ゲームがさらに楽しくなっていったのです。



いまこの年齢になり「お兄さん」たちの正体を知ることになり、とても複雑な気分です。
あの人達、いまでいう「廃人」と呼ばれる人たちでしたね....






もしかしたら、この動画のプレイヤーも「廃人」なのかも。

コレ、USAバージョンですね。
USAバージョンはブーメラン使っても炎の火力リセットされないんだ...



問題の「飛行シーン」は1:00辺りから。

最後のボスでまさかの弾幕ゲー。
その後の「カルノフ:ヒャッハー」も必見です。




では☆


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